モテない男性とモテる男性には、いくつかの違いや差がありますが、その中でも特に顕著なのは、「相手に押し付けるか、自分が受け入れるか」という点です。
モテない男性は、自分のことばかり考えてしまい、相手に自分を押し付けようとしたり、相手に自分を受け入れて欲しいと思ってしまう傾向があります。
一方、モテる男性は、自分が相手を受け入れようとします。
自分の意見や要求を押し付けるのではなく、相手の意見や要求を受け入れる姿勢を持っています。
このように完全に異なるメンタリティを持っているため、相手を受け入れる男性の方がモテるのも当然です。
自分がモテたいと思っている男性は、この現実を考えると間違っていることに気付くでしょう。
では、具体的に「押し付ける」とはどのようなことを指しているのでしょうか。
一般的な例をいくつか挙げてみましょう。
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モテない男性は話の中心が常に自分
モテる男性は、女性との会話で自分が話の主役になることを避け、積極的に相手の話を聞くことができます。
モテるためには、女性の話を聞くことが非常に重要です。
多くの男性がこのことを知っているかもしれませんが、モテない男性は、相手の話を聞いていても、すぐに自分の話をしたがってしまう傾向があります。
たとえば、美味しいお店の話をしている場面で、モテない男性は、「この前行ったお店が美味しかったんだよね」と自分の経験や知識を披露してしまうかもしれません。
「え?何がおかしいの?」と思う人もいるかもしれませんが、話の内容は「目の前にある美味しいご飯の話」であり、自分の知っている美味しいお店や自慢話をする場ではありません。
しかし、モテない男性は自分をアピールしたいという気持ちが強いため、「自分の知っているお店は美味しい」という自己主張をしてしまいます。
このような空気の読めない自己主張は、残念ながら女性には好かれません。
女性は美味しいお店の話しているだけであり、お店や知識を自慢をしているわけではありませんし、相手と競いたいわけでもありません。
その会話を楽しみたいのです。
つまり、正しいアプローチは「どんな料理だったの?」「何がおすすめ?」など、料理に対する感想であり、さらにそれらの感想を相手に述べさせることです。
「自分の知っているお店の方が美味しい」と言われた場合、どのように話を盛り上げればよいのでしょうか?
気を使って盛り上げてくれる人もいるかもしれませんが、それでは今後に繋がりません。
要は、自分の知っていることを相手に押し付けるのではなく、相手の話を引き出すことなのです。
残念ながら、このような男性はモテるかどうかよりも、まずはコミュニケーションとは何かを考え直さなければなりません。
会話をバランスよく進めましょう
先ほどの話と通じる部分がありますが、会話はキャッチボールのようなものであり、片側に投げ込むだけではありません。
しかし、モテない男性は自分をアピールしたいという気持ちが強く、キャッチボールの中で相手に剛速球を投げ込み、取ってもらうことを求めます。
「こんなに速いボールを投げられるんだよ」という自己アピールは、キャッチボールの場面では必要ありません。
なぜか競争する場ではないのに、モテない男性は自己アピールをしようとしてしまうのです。
モテる男性が自己アピールをしないのは、自己アピールができないわけではありません。
モテる男性は、アピールするべき場所でないと分かっているからこそ、相手が受け入れやすいアプローチをしています。
場の空気やタイミング、相手を見てふさわしいときにアピールします。
つまり、モテない男性は、アピールの必要のない場所でアピールをしているのです。
女性は男性と会話する際、常に「何かアピールして欲しい」と考えているわけではありません。
実際のところ、男女の関係よりもまずは楽しむことを望んでいる人が多いものです。
しかし、モテない男性は女性の前で緊張してしまい、自己アピールをしてしまう傾向があります。
それでは女性が一緒にいて楽しいと思う理由はありません。
女性は下手な自己アピールや自己顕示欲を求めていません。
むしろ、女性は取りやすいボールを投げてくれる男性を望んでいるのではないでしょうか。
女性とのコミュニケーションは、自分のアピールではなく、お互いが楽しむことです。
キャッチボールのはずが、常に速球ばかり投げられていたら、だんだん飽きてしまうことが分かるのではないでしょうか?
少し「先」を考えると分かることもある
つまり、モテない男性は、コミュニケーションが下手ではなく、女性とのコミュニケーションを「自己アピールの場」と勘違いしているのです。
女性相手のコミュニケーションでは、女性と接する機会が少ないために意識しすぎてしまったり、アピールばかりしてしまうなど、さまざまな理由で円滑なコミュニケーションができなくなることがあります。
モテる男性は、女性とのコミュニケーションにおいて何が重要かを理解しています。
自己アピールをする代わりに、相手を受け入れ、会話のキャッチボールで相手が受けやすい言葉を投げることで、無駄な自己アピールは行いません。
要するに、モテない男性は自分のことを押し付けるだけで、相手のことに気を配っていないことが多いのです。
おそらく、それに気づいていない男性も多いでしょう。
逆に、「なんでちゃんと反応してくれないんだ」と相手に対して不満を感じる男性もいるかもしれませんが、女性にとって反応は義務ではありません。
楽しいと思えば反応しますし、楽しめないと思えば反応しません。
そして、単純なことですが、会話とは一方的に話すことではなく、お互いが話を続けることです。
だからこそ、「会話はキャッチボール」と言われているのですが、モテない男性の会話は自己中心的で、相手がどう反応していいか分からない言葉が多いです。
例えば、「もっと美味しいお店知っているんだ」と伝えられた場合、どのような返答をすればいいのか、相手が分かりません。
相手がどう反応してくれるかを考えた言葉ではなく、ただ言って終わる「暴投」に対して、なぜ相手が受け取らないといけないのか…と考える女性は珍しくありません。
むしろ、女性は相手に向かって話すことを好み、聞くよりも話したいと思っているのです。
要するに、無駄な自己アピールをすると、女性に聞き役を押し付けていることになってしまうのです。
一方、モテる男性は女性に積極的に質問をし、女性が話す機会を与えてくれます。
女性がどちらのタイプの男性と話したいかは、言うまでもありません。
教える代わりに自己アピールする
これは会話に限らず、仕事場で女性に何かを教える場合にも、モテない男性の「押し付ける」姿勢が顕著に現れます。
教えるということは、相手が分からないことを教えることですが、相手の理解度や得意分野など、相手の個性に応じた「最適」な方法があります。
しかし、モテない男性は教えることを自己アピールだと勘違いし、相手のタイプを無視して、自分の知識を押し付けます。
まさに「押し付ける」という言葉がピッタリですが、教える側は押し付けているとは思っていません。
むしろ、自分が良いことをしていると思っているかもしれませんが、相手からすれば「私には合わない方法だ」と感じるかもしれません。
これは仕事だけに限りません。
どんなことでも、最良の方法は人それぞれ異なります。
しかし、モテない男性はそれを理解していないのです。
むしろ、教えることが自己アピールになっているため、自分の成功体験を示して自慢するでしょう。
モテない男性は、自分が良いことをしていると感じているため、「こうすればいいよ」とアドバイスしています。
しかし、実際にはそのアドバイスは参考にならないものであり、ただ押し付けているだけです。
女性からは、「教えてもらって良かった」「教え方が上手な人」とは思われません。
むしろ、女性は「押し付けられただけ」と感じるでしょう。
「任せる」という言葉にも押し付けがあるかもしれない
デートや映画の選択など、女性に何でも任せているモテない男性は珍しくありません。
彼らは、相手を尊重していると思っているかもしれませんが、実際にはただ押し付けているだけです。
「?」と思うかもしれませんが、彼らは選択肢を相手に委ねるのではなく、責任を押し付けているのです。
自分で場所を選んで失敗したり、批判されるのが嫌なため、最初から相手に選んでもらうというのは、責任逃れの一種です。
しかし、彼らは「相手に任せている」「自分は優しい男」と思い込んでいます。
しかし、本当の優しさや思いやりを持つ男性は、自分でお店や映画を決め、批判された場合でもしっかりと謝罪することができます。
もしくは、いくつかの選択肢を自分が用意し、その中から相手に選んでもらうこともあります。
結局、モテない男性は自らの無責任さと精神的な弱さに気づいていないのです。
むしろ自分自身は相手に合わせていて優しいと思ってしまっています。
結局、相手に押し付けているだけだと気付かない限りはなかなかモテる男性への一歩目を踏み出すのは難しいでしょう。
存在そのものを押し付けようとしていませんか?
そもそもモテない男性は自分で努力するのではなく、そのままの自分を相手に受け入れてもらいたいと思っているのではないでしょうか。
つまり、自分という存在そのものを押し付けようとしているのです。
相手のために変わろうとするのではなく、相手が変わってもらいたいと思っているのがモテない男性の特徴です。
モテる男性は「変わる」は大げさかもしれませんが、ある程度順応性を発揮して相手に合わせる部分は合わせます。
しかしモテない男性は相手に合わせようとしてもらうので、女性とすれば「疲れる」「なんで私が」といった気持ちになってしまうのです。
「努力」と聞くと大げさかもしれませんが、例えば遅刻ばかりしている男性がいるとします。
本来であれば遅刻しないよう早起きを心掛ければ良いのですが、集合時間を遅くしてもらうなど自分が努力して変わろうとするのではなく、相手の都合を変えてもらうとしてしまいがちです。
「次は頑張って遅刻しない」ではなく、「次はもっと遅い時間に集合しよう」と考えるのがモテない男性の特徴です。
女性は、おそらく「なぜ私がいつもあなたに合わせなければならないのか」と感じるでしょう。
モテる男性は「次は絶対に寝坊しないようにする」「次は早めに出て遅れないようにするね、今日は遅れてごめん」と素直に謝りつつ、次は「自分が努力する」という姿勢を示します。
一方、モテない男性はこれができません。
彼らは、「自分は悪くない」という態度から、「あなたは私に合わせなさい」というスタンスになってしまいます。
直接言葉に出さなくても、モテない男性は傲慢な態度を見せてしまうことがあります。
だからこそ、モテない男性は自分が努力するという姿勢をしっかり示すことが重要です。
まとめ
以上のように、モテない男性は自分自身を女性に押し付ける傾向があります。
しかし、女性は「この人と一緒にいると楽しい」と思えるような人と一緒にいたいと考えるものです。
自分を押し付ける男性と一緒にいて楽しいと思う女性はまずいません。
そのため、自分の言動や行動を見直すことが重要です。